看護師をしている人を性別で見てみると、約90%以上が女性です。そのため、女性が仕事を選ぶ際、看護師は選択肢の1つになりやすいです。
しかし、看護師の仕事には、女性特有の悩みもあります。なぜなら、看護師は常に昼間だけ働くのではなく、夜間でも働く機会があるためです。人によっては、夜だけ働くという夜勤専従という働き方を選ぶ人もいるでしょう。
こうした夜勤は、女性の体調に大きな影響を及ぼすことがあります。女性は体調管理が難しいからです。本来なら寝る時間に睡眠をとらずに働くことで、昼間に働く場合より生活リズムが狂ってストレスが溜まったり、生活習慣病を引き起こしたりする可能性があります。
また、夜勤で働くことでホルモンバランスが乱れ、生理周期に不順が起こる可能性もあります。生理不順になって体調を崩すと、仕事に悪影響を及ぼしてしまう場合もあります。
生理不順を防ぐのに効果的な対策は、「仮眠」をとることです。仮眠は疲労回復効果が高いとされているので、夜勤の前には2時間程度睡眠をとってから仕事をするようにすると良いでしょう。
さらに女性が多い職場なので、人間関係の構築が非常に大切です。周囲と日々コミュニケーションをとり、お互いに誤解が生じないようにしましょう。
自分の言動が相手に失礼ではなかったか、思い当たることがあれば、すぐに改善するように努める必要があります。
もし人間関係がうまくいかないようであれば、周囲に訴えて改善を求めることが大事です。また、仲の良い先輩看護師に相談するのも良いでしょう。